資産1億円というと、何か特別な努力をして手にできるものと思うかもしれません。
本記事では、私の実体験を振り返り意外に地味だった1億円到達方法をご紹介します。
投資センスはなくても資産1億円を達成できた
投資を始めて10年以上経った昨年末、資産1億円を達成しました。私は30代後半の会社員で、決して投資のセンスがあるわけでも専門的な知識があるわけでもありません。
そんな私が一貫して行ってきたことは、
・狼狽売りしないこと
・積立投資を継続すること
の2つです。
なんだそんなことか、という印象でしょうか。私も努力してこの2つを行ったというより、気づいたら今まで継続していた、というものなので、驚くほどのことでもないかもしれません。それでも私の資産形成においてどうしても外せない重要な行いだと思っています。
それは、投資の「元本を増やすこと」と「運用期間を長くすること」に直結する行いだからです。
投資資産は「元本・運用期間・利回り」で増減する
投資で資産を増やそうとするなら、「元本」「運用期間」「利回り」に着目する必要があります。
「大きな元本」を、「長い運用期間」で、「高い利回りの商品」に投資すべきです。この中で、私のような投資センスのない人間に難しいのは「高い利回りの商品」を選び出すことです。一方で、「元本を大きくすること」や「運用期間を長くすること」は、投資センスなど必要ありません。凡人会社員の私にもできることです。
とはいえ、この2つも自身の意志で継続していくことは容易ではありません。最大の敵は「暴落」です。自身の資産が大きく減る、株価が連日下がる、明日もまだ下がるかもしれない。そんな状況で、市場から撤退せず運用を続けること、さらに投資元本を増やしていくことは、簡単なことではありません。そうした中で私は、「狼狽売りしない」「積立投資を継続する」ことで、運用期間を途切れさせることなく、投資元本を着々と増やしていったのです。
私にそれができたのは、私が強いメンタルを持っていたからでしょうか。いえ、むしろ逆で、不安で証券口座ばかりを見てしまう弱いメンタルの持ち主です。
それでも放っておけたのは「忙しかったから」
次のグラフは私の資産推移で、見ての通りきれいな右肩上がりというわけではありません。2022年はS&P500 指数は19.44%下落しています。当然私のリスク資産も減少し、給料の残りを足して何とか資産合計はプラスとなりました。

その2022年にも、私は狼狽売りせず、積立投資を継続していました。それは私が強いメンタルを持っていたからではなく、単に仕事で忙しかったためです。平日は当然のこと、休日も読書をしたり仕事のことを考えたりして、保有株を売却する、積立設定を変更する、といった手間をかける時間もモチベーションもありませんでした。グラフからもわかるとおり、結果的に資産は大きく育っていったのです。
さいごに
私が資産1億円を達成するまでに一貫してきたことを振り返りました。それは「狼狽売りしないこと」「積立投資を継続すること」で、投資資産の増減を決定づける「元本×運用期間×利回り」のうち、「元本を大きく」し「運用期間を長くする」ことにつながりました。
そしてそれを一貫してできたのは、「投資に集中していたから」ではなく、皮肉なことにその逆で、「投資以外のこと(私の場合は仕事)に集中し、投資のことに手間をかける時間もモチベーションもなかったから」でした。「資産1億円」を目標とするのであれば、とにかく資産を売らずに買い続ける、という姿勢が有効な策であると私は信じています。

